ジィジィのDOURAKUブログ

2012-05-07 放射性物質の除染のヒントを実験してみる!
2012-06-27 今年の我が家のビワの実がやっぱり汚染!
2012-05-13 我が家のビワの木が実をつけ始め!
2012-08-03 米の分析を米ぬかで代用!
2012-05-19 は木々草花に肥 料!セシウム汚染は?
2012-08-05 家の敷地庭の除染には草取りが効果的!
2012-05-24 放射性核種のスペクトルを「ベクモニ」で解析
2012-09-19 ハーブ,ローリエの放射性核種汚染を調べる
2012-06-03 家の中にも放射性物質が入ってた!
2012-10-03 今年の我が家のビワの実汚染を考察する!
2012-06-11 放射性核種計測の鉛遮蔽!
2012-10-20 放射性物質で汚染した砂の除染実験!
2012-06-18 放射性核種気になる室内汚染を再度測定!
2012-10-24 室内放射能汚染!掃除機が除染に威力!
最新更新日:   
2017.2.5





   2012-10-24

室内放射能汚染!業務用掃除機が除染に威力!

 以前使っていた業務用(日立の 現在のCV-G95Kの旧型)掃除機が壊れ、その後一年程家庭用スティックタイプ掃除機を我慢して使っていたが、フ ローリングでない我が家にとっては吸引力が物足りない。原発事 故以降、室内の汚染も気になり今年に入って、以前の様に強い吸引力の業務用を再び使う事にした。店で色々と見て検討 をしたが、やはり以前と同じ日立の新モデルCV-G95Kを買う事にした。その最初のハ ウスダストが5月のサンプルだ。それを手作り鉛チャンバーのバックグランド遮蔽66%環境で測定する と、何んと・・・?? 10平米当たり約10Bqのセ シウム134&137除染

    5月測定ハ ウスダスト : Median平均 923 Bg/Kg

        Max 1021 Bq/Kg , Min 820 Bq/Kg

 8月にも行うと放 射性セシウムがすご〜いw!・・・・半減!!除 染されてるではないか。昨年の原 発事故からほぼ一年、家庭用スティックタイプ掃除機での放 射性物質の吸い残しが相当有ったのかもしれない!わ〜わ〜〜w! 同様に10平米当たり約 0.7Bqの除 染!・・・セ シウム134&137が減っているw!

    8月測定ハ ウスダスト : Median平均 442 Bg/Kg

        Max 532 Bq/Kg , Min 359 Bq/Kg

 そして更に10月のハ ウスダストセ シウム値との低減経過も比較した。

 (注記※写真は次回12月測定分も含め差し替え済み)

 今回は孫たちの夏休み期間が入り、子供達が多く出入りしたので、汚染ダスト物質の侵入を心配していた。更に エアコンの冷気噴出し用シ ロッコファンの掃除も行ったので、それらの要因でもセ シウム上昇していないか注目していた。その結果・・・?!?!  上昇?・・・セ シウム134&137除 染w!

    10月測定ハ ウスダスト : Median平均 503 Bg/Kg

        Max 624 Bq/Kg , Min 292 Bq/Kg

 Min値は小さいが繰り返し測定バラツキ上から判断し、100ベ クレル程度は高いようだw!しかし、値段は安いがさすが業務用強力吸引!!日立の業務・店舗用モデルCV-G95K 除染効果が有ったようだ!


   2012-10-20

放射性物質で汚染した砂の除染実験!

 ある幼稚園の門入口近くの、コ ンクリートで囲まれた桜の木の生えた所に、流れてきた砂が堆積していた。きっと、雨水の 流れがせき止められ、砂が溜まったのだろう。桜の葉っぱも堆積し砂の表面を覆っている。5センチ程の深さで回収しス ペクトル分析したのがこれだ。


 原 発拡 散放 射能ブルームが、桜の葉に付き雨で流れ落ち易い環境、雨 水が流れ集められ易い状態。心配し予想した通り、汚染が他の場所より顕著だった。

    回収砂(洗浄前) : Median平均 305 Bg/Kg

    Max 322 Bq/Kg , Min 280 Bq/Kg

 放射性核 種は粒子の微細なドロ物質と結合し易く、前に実施した下 水枡の汚泥の分析実験の時でも、0.5ミリメッシュでのドロ分離で、ドロに高濃度でセ シウムが濃縮する事を確認している。その結果から「今回もドロだけを洗い流したら除 染になるだろうか?」実験してみた。

 今回は更に微細なメッシュを考え、古いパンティーストッキングを篩金枠に取り付け、砂を入れ水で赤茶 色のドロを流した。それを元の乾燥度に同容量同重量を目安に乾燥させた。重量からだと赤茶 色のドロ(粘 土)約30%が無くなった勘定になったので、かなり除 染出来たのではないかと思った。しかし、結果は意外だった。

    回収砂(洗浄後) : Median平均 271 Bg/Kg

    Max 288 Bq/Kg , Min 246 Bq/Kg

 赤茶 色のドロ(粘 土)にはさ程セ シウムは含まれてなかったようで、ドロ(粘 土)約30%も減った割には、セ シウムは12〜13%除 染できた程度だった。やはり微細な砂に、かなりのセ シウムがトラップされているのだろう。

 砂は元々粒子の細かいもので、洗浄での除 染がそうとう難儀である事を実感した。幼稚園や保 育園や学校での砂場の除 染は、やはり砂の入れ替え以外方法は無いのであろうか?・・・・・!!


   2012-10-03

今年の我が家のビワの実汚染を考察する!

 今年春の我が家のビワ汚染と土壌からの移行などを考察して見る。もう一度植土壌も含め 全てのサンプルを鉛遮断環境下で計測し直し、実への移行にどう影響したか考えて見た。

 お茶なども、またクリや果樹などもそうだが、福 島原発から放出された放 射性物質を含むブルームは、樹木の枝や葉に放射性核種を 付着させ、そこから木内部に取り込み果樹や葉の内部にまで汚染させる事が知られている。そのブルームは昨年3月15 日に関東全域を襲い、神 奈川県中央部の我が家にもブルームは飛来した。それにより一般的な神 奈川県の田畑の汚染データに比べ、先の月桂樹の植土壌と同様に、ビワの木直下の植土壌にも予想をはるか に超える汚染を残した。推測にはなるがブルームの数日後に降った雨で、葉などに付着した放射性核種が 洗い流され土壌も汚染したのだろう。上部に木が無い場所の土壌汚染程度はそれ程高くは無いからだ。

 サンプルのビワの実は種を取り除きスライス乾燥させて作る。

 そしてこの場所でも線量的には、ロー リエでの時の様に、放 射線独特の「ゆらぎ」や「計測繰り返しバラツキ範囲」の中に隠れ、地表面で 0.01〜0.015μSv/Hr位高いのか?程度?ほぼ他の場所との差は感じられず確認不能w!しかし土壌汚染度 となると、これだw!

  植土壌 : Median平均 303 Bg/Kg

    Max 357 Bq/Kg , Min 237 Bq/Kg

   低い温度で燻す様に炭化させ濃縮し検出性を上げる。

  以前のブ ログ、ビワの実がなる前の5月に、バックグランド遮断無し状態でビワ葉を分析していた。その後、鉛遮蔽 チャンバーも完成し、バックグランド66%遮断の環境も出来たので今回再度計ってみた。

  ビワの葉 : Median平均 284 Bg/Kg

    Max 305 Bq/Kg , Min 268 Bq/Kg

 ビワの葉は植土壌から吸収されたと言うより、葉などが直接ブルームに露出し吸収され汚染したのだろう。一方、ビ ワの実も土壌からの移行と考えると、あまりに移行係数が大きすぎるんではないか?ネットにも色々な情報が流れる福島の クリや桃などの果実に見られるように、植土壌から吸収されるだけでなく、それ以上に幹や枝部や葉から吸収した核種が、 実に取り込まれたのかもしれない。来年以降更に分析を続ければ、その辺ははっきりして来るだろう。このビワの葉も生 葉の重量を測ったのち低温で燻し炭化させた。

  ビワの実 : Median平均 40 Bg/Kg

    Max 45 Bq/Kg , Min 31 Bq/Kg

 とりあえず現在の段階での、ビワの実の「見掛けの移行係数」を土壌の値を使い算出してみると、

  ビワの実の推定移行係数 平均 0.132  : 0.0868〜0.1899 (暫定値)


   2012-09-19

香りハーブのローリエ(ベイリーフ)の放射性核種の汚染を調べる!

 福 島原発事故の影響で、千葉や 東京都内でもシチューやカ レーにも使われる、香りハー ブロー リエ(ベ イリーフ)葉の自家栽培で、放射性核種の 汚染が報告されている。福島の伊達市では1Kg当たり7757Bqも検出されている。また、郡山市でも最大値で2960Bq/Kgが検出されたという。この春に、我 が家でも先にビワの葉から高い値が検出されているので、自宅の門傍の背丈程の月桂樹の木が有り、今回そのロー リエ葉を計測する事にした。

 昨年以前着葉及び昨年成長の旧葉と、今年成長した新葉の汚染状態を比較してみる。ロー リエ葉は厚くがさばるので、摘み採った葉を乾燥させ、いつもの様に燃焼灰に濃縮させサンプルを作る。月 桂樹の生葉は葉の厚みが有るので乾燥しても重量は半分程度にしかならない。燃焼灰にすると更に三分の一程度の重さに なる。

 通常購入した使用前の状態と同じ、乾燥した葉での換算比較をすると、

  旧年葉 : Median平均 336 Bg/Kg

    Max 375 Bq/Kg , Min 299 Bq/Kg

  新年葉 : Median平均 58 Bg/Kg

    Max 76 Bq/Kg , Min 24 Bq/Kg

 普通、料理に使用するのは2枚か3枚なので、新年の葉を使う分にはまったく問題の無い値であった。

 やっぱり予想した通り昨年の放射性ブルームによる汚染影響が旧葉に現れている。今年の新葉の値が五分の一に低下 し差が歴然としている。

 汚染した旧葉が残らないように、幹だけを残し完全に剪定してしまう事にした。月桂樹の木は生 命力が強いのですぐ新芽が出て来るだろう。周りの落ち葉も土に返り再び土壌汚染にならぬ様に拾い集め処 分する。

 剪定生葉や枝は総重量が20Kg以上になったので、旧葉を3割、新葉を7割としても1500Bq程の除染を した事になるだろうか?狭い範囲なので結構な除染効 果になったようだ。

  *****   その後の分析追記   *****

 福 島原発を起因とする放 射性物質の含むブルームは、その当時の3.15には雨は降っていなかったが、相当量の核種を 樹木の葉などに付着したようで、葉に吸収した一方その後の雨により地表に流れ落ち、土壌も汚染させたと思われる。土 壌を分析した結果、土壌の汚染もひどい状態となった。線量的には神 奈川は低汚染で済んだ地域なのでバックグランドも高くなく、放 射線独特の「ゆらぎ」や「計測繰り返しバラツキ範囲」の中に隠れ、地表面で 0.01〜0.02μSv/Hr位高いのか?外では判別付かず。室内での値と比べその程度高いのかな?と感じる変化 しかない。その土壌を鉛遮蔽内で計測した結果は以下の値となった。

   植土壌 : Median平均 410 Bg/Kg

    Max 450 Bq/Kg , Min 356 Bq/Kg

 したがって、旧年葉の汚染は土壌からの以降と言うより、放射性ブルームによる葉や枝や幹からの吸収で、本年葉が 純然たる土壌からの移行と考えたほうが良さそうである。新年葉ロ リエの、その移行係数を推定すると、

  推定移行係数 平均 0.1415  : 0.0533〜0.2135 (暫定値)

 となった。

同じ場所に、ニラが植えてあり、ノ ウゼンカズラも生えているが、汚染の程度は非常に低く検出限界の範囲となった。(測定繰り返し回数 各マ トリクス n数=30)

  ニラ : Median平均 10 Bg/Kg

    Max 27 Bq/Kg , Min −7 Bq/Kg

  ノ ウゼンカズラ花&花弁 : Median平均 5 Bg/Kg

    Max 10 Bq/Kg , Min −6 Bq/Kg

  ニラもノ ウゼンカズラも検出限界のレベルであろうか!! 微量には汚染しているようだが!! 過去に発表された農学関 係の論文で は、ユ リ科(ネギ科ネギ属:APG植物分類体系)の植物は通常、移行係数は、ネギで 0.0017〜0.0031、玉ネギで 0.00003〜0.002 と報告されている。植土壌とニラでの移行係数をMedianで計算すると、

   0.0156〜0.059  程度で、ちょっと大きな値になった。


   2012-08-05

家の敷地庭の除染には草取りが効果的!

 我が家もご多分に漏れず家の敷地は 3.11震災で の福 島原発爆発で東電が 撒き散らした放 射性物質で汚染まみれされてしまった。憎っくき東電!!

 庭土壌の汚染対策には木を剪定し汚染葉を捨てる。新芽が出て枝を伸ばし葉を再びしっかり茂らすは、土壌からセ シウム核 種を吸い上げる事。それを再び剪定し葉を処分、それを繰り返せば除 染に繋がる。雑 草についても同様で、しっかり生えさせ取り除けき、それを繰り返せば又除 染に繋がる。そんな事から今年は雑 草に含むセ シウム核 種の経時的な変化を追ってみる事にした。


 3月から採りはじめ8月までの4回の雑 草に含むセ シウム核 種の量を比較した。

 この比較図のス ペクトルを見ても明確に減少している事が分る。定量分析の結果でもはっきり出た。

 4月 MED平均 690 Bq/Kg ,MAX 697 Bq/Kg ,MIN 679 Bq/Kg

 5,6月 MED平均 448 Bq/Kg ,MAX 461 Bq/Kg ,MIN 430 Bq/Kg

 6,7月 MED平均 315 Bq/Kg ,MAX 327 Bq/Kg ,MIN 298 Bq/Kg

 7,8月 MED平均 130 Bq/Kg ,MAX 141 Bq/Kg ,MIN 114 Bq/Kg

  計測時間は全て8時間 , 測定繰り返し回数 各Back.G組み合わせマ トリクス n=15

 サンプルは水洗いを丹念に行い、土をほぼ完全に取り除き、水きりをしっかりして生雑 草の重量を測定する。それを天日乾燥させ少量のア ルコールで燃焼を助けつつ蓋で覆いながら(燃焼温度が上がらない様に)蒸し焼き燃焼炭灰にします。 その燃焼炭灰にわずかな水を加え硬く練り固めサンプル容器300ミリリットルに押し固めつつ収容する。セ シウム定量は元重量を用い、カ リウム40散乱補正、セ シウムROI領域幅でのエ ネルギー補正、を行い算出する。

予想してたより速いスピードで減少したのには、はっきり言って驚いている。セ シウム134の自然減衰も有るとは思うが、庭に生えた雑 草や散乱した落ち葉、そして芝草の刈り取りを続ける事が、やはり除 染に繋がるとの確証が得られた。今後も続けて観測して行きたい。

 本ブ ログを見られる各位にも参考になればと希望します。


   2012-08-03

米の分析を米ぬかで代用!

 米を分析する時に測定精度や測定感度を上げるには、ある程度の量が必 要になる。我が家の放射性核 種の検出システムは自作と言う事もあり、サンプルは300ミリリットルと言う量の制限がある。この 量ではサンプルを濃縮させる必要がある。そして元の重量から換算し計算する事になる。また米は食として大切な物 で、米そのものを燃焼濃縮するわけにも行かない。そのため玄 米精 米し出た米ぬかを燃焼灰にし計測する。この方法は前回のテストでかなり成功した。

 米は農 水省資料だと米ぬかはCs濃度比率加工係数8倍だそうで、米ぬかの測定結果から、食として大丈 夫か判断するため、8分の1或いは安全係数を考え、5分の1乃至4分の1を目安に判定するのが良いだろう。 300ミリリットルの容量に炭化濃縮させるには米ぬか重量としては600グラム必要となる。その作成手順を 下記に示す。

 【サンプル作成手順】

1)米ぬかを油分の無い中華なべで150グラム少しずつ4回に分け茶色になるまで空炒りする。

2)これ以降は無風時に外で燃焼させるのが安全。(室内は避ける) 茶 色になった米ぬかは、油分を含むので着火はすぐし、自己燃焼を始める。量は少しずつ。

3)表面だけが燃え広がるので、火力は上がらない様に保ちつつ(金属のふたを利用し)丁寧に少しずつ表面 に新たな米ぬかが現れるように燃焼させる。始めから米ぬかの量が多いと炎が大きくなり危険!(必ず金属のふ たを開閉しつつ燻し具合を調整)

4)燃える米ぬかが少々有り火力が残るうちに米ぬかを少しずつ追加して行く。

5)全て燃焼(炭化)させたら完全に内部も消火するまで数時間待ち、消火が確認できたら少量の水を追加し 硬く練り込む。

6)300ミリリットル容器にしっかり少しずつ押し込み固めながら全量収容できる。

 娘のつてで探した南の某県産23年産米のと、親戚がまた送って来てくれた宮 城の県北23年産米を測定比較する。測定の繰り返し精度を上げる為、いつもの様に複数回実施 し、バックグランドの複数データとのマ トリクスでバラツキ検証する。ス ペクトルの比較例は図の通り。

 結果としては、某県産米の方が、宮 城県北 米より放 射性物質の汚染は少ないようだ。

 某県産米の米ぬか Cs134&147 MEDIAN平均 8 Bq/Kg

    MAX 18 Bq/Kg , MIN −8 Bq/Kg

 宮 城県北 米の米ぬか Cs134&137 MEDIAN平均 44 Bq/Kg

    MAX 82 Bq/Kg , MIN 19 Bq/Kg

 この結果から、農 水省資料の加工係数8倍を用い、精 米した米の放射性核 種が米ぬかの8分の1程度と仮定すると、

 某県産米 MEDIAN平均 8÷8=1.0 Bq/Kg , 同 MAX 2.25 Bq/Kg

 宮 城県北 米 MEDIAN平均 44÷8=5.5 Bq/Kg , 同 MAX 10.25 Bq/Kg

 本計測値はK40散乱補正とROI幅でのエ ネルギー補正を行っている。(K40の量は記述省略)

 以上の結果から、セ シウム量としては某県産米の方が、宮 城県北 米よりもかなり汚染が少ないと推定される。(本宮 城産米は親戚すじで既に検査され、結果が出てる汚染の極力少ない米を送ってもらった。今回の測 定値はそれにかなり近く、測定バラツキ範囲内の値に収まっていた。)


   2012-06-27

今年の我が家のビワの実がやっぱり汚染!

 今年の4月末に事前調査したビワの木の剪定葉の放射性核種の 分析では、かなりの汚染が確認されていた。そして今月実が熟し始めたので早速、実の分析を開始したんですが。・・・

 結論から言えば、孫にはやっぱり食わすレベルではありませんでした。ガクッ!

 ビワの実のサンプルは極力元のサンプル重量を増やす為に乾燥させ、更に燃焼灰にして核種量 を濃縮させ検出力を上げる前作業を行います。それによってPD+CsIシンチレータでも少しでも市販のゲ ルマニウム検出器に近づけるようにします。まず乾燥です。

 実からタネを取り出して、薄くスライスして天日で乾燥させます。乾燥したビワの実はア ルコールを加え蒸し焼き低温燃焼させて燃焼炭にします。

 この前作業により元の実の重量1345g(タネ211gを除去した実のみ)は80gの燃焼灰になりました。それに水 を少量加えしっかり練り固め容器に詰めます。

 今回からバックグランド遮蔽鉛チャンバーの導入を期に、セ シウム134&137のエ ネルギー補正値を修正し、カ リウム40によるセ シウム134&137エ ネルギーのROI帯(545KeV〜860KeV)での散乱成分増加分の減算を実施しました。それによって 以前より精度も更に改善されたようです。

 サンプル計数時間は8時間、バックグランド計数時間8時間を交互に繰り返し複数回測定、計測バラツキ分布による平 均値を出しました。

   Cs134&137 : Median 40Bq/Kg     Max 45Bq/Kg , Min  31Bq/Kg

   K40  : Median 6Bq/Kg      Max 9Bq/Kg , Min 2Bq/Kg

 セ シウムCs134&137がこの量の汚染では、孫たちには食わせられないな〜w!もう庭のビワは何年もダメ かな?ショックだよ!


    2012-06-18

放射性核種の気になる室内汚染を再度測定!

 昨年の福 島原発事故からの放 射性物質の飛散が、我が家の室内にも及んでいた。再度バックグランドを遮断しより測定精度を上げようと、作った ばかりの鉛遮断BOX中でス ペクトルを取って見ることに。さあ、どれだけ誤差範囲が小さくなったか?



 やはりバックグランドの遮断はすごい!バックグランドの66%減は効果が大きく、今までバックグランドに埋もれそうなス ペクトルが明瞭に浮かび上がったよw!測定誤差の範囲も半分に縮まった。この分だと検出限界が30Bq/Kgに 届きそうな感じだなw!PD+CsIシンチレータ(ダブル)放 射線検出ヘッドに1万円ちょっと、鉛遮断BOXに2万5千円で、合計4万円掛けないでこの程度ならまあまあか な?手間はかかるが、生ものサンプルも燃焼灰にして濃縮すれば、更に検出可能なサンプルも広げられそうです。

     2012-06-11

放射性核種計測の鉛遮蔽!

 目的とする試料サンプル物質中の放射性スペクト ル計測をする時、宇宙や地球自 然界、更に原爆実 験や福 島原発事故で飛散した放射性核種か ら放射される放 射線が、バックグランドとして測定のノ イズ障害となります。大きな汚染物質の場合にはバックグランドが有ってもある程度計測は可能ですが、少ない 量の汚染物質の場合にはバックグランドに邪魔され埋もれてしまったり計測出来なかったりします。

 そこで鉛でバックグランドを遮断する必要が出て来るわけですね。より精度も上げるために鉛の遮蔽BOXを作る事 にしました。

 材料の鉛は http://item.rakuten.co.jp/avac/fj02/?s-id=pc_srecommend_01 ここで購入しました。これがその構造です。5キロの鉛なので重いですよ。



 構造は写真の通りで3枚の鉛板を曲げ合わせた作りです。鉛の板は曲げると応力で内側が膨れ外側が縮み変形します。変形 を弱い力で叩き修正しつつ3枚を同じ湾曲形状に曲げます。変形部分はヤスリ掛けして合わせ面がぴったり合うようにしまし た。4本入りを2セット購入(2万5千円代 引き送料込み)8本での完成でした。年寄りの私の力では曲げるのは楽ではありませんでした。このBOXの中 にはド ラッグストア等で市販している綿棒の入ったプラスチックケース300ミリリットル容量を入れることが出来ま す。土壌だと250gがぴったり入って一応満足できる量の計測が可能ですね。

 バックグランドの遮断能力の程度は予想した通りでした。K40の1460KeV辺り (1330〜1545KeV)のROI幅で50%減、Cs134&137の662KeVと796KeV辺り (545〜860KeV)のROI幅で66%減でした。鉛板の厚みが15mmなのでこんなもんでしょうかね。やっぱ り低エ ネルギーの領域ほど減衰が大きいようです。


    2012-06-03

家の中にも放射性物質が入ってた!

 我が家は神 奈川県の県央にあり昨年の原発事 故のあとの放 射能飛散のブルームは3月15日にやって来ている。幸いにも雨は降らなかったので、近くの農業セ ンターでの土壌汚染も当初の140Bq/Kgから現在では半分の70Bq/Kg程度に下がっている。

 事故以降は窓の開放も換気も止め洗濯物も室内で干し室内の汚染に気を付けた。それでも家の中がどの程度に汚染し ているか知りたい。やっと自作の検出器で放射性核種ス ペクトル解析や定量化のレベルも上がりつつある。そこで今回は掃除機に吸い込まれた埃の分析をやってみ た。

2週間分×週3回×約20平方/1回=延べ約120平方分

回収紙パックの中のパ ウダー状の埃や綿ぼこりなど集める。捕獲量はちょうど100g。

それをビニール袋に回収し水を少量加え練り込み(硬い 粘土状に)固める。

 サンプル100g中 放射性セシウム134と137は複数回の測定平均で160ベ クレル程度、120平方で割ると平方米当り1ベ クレル少しを回収出来た勘定になる。

 どの回のバックグランドと比較してもカウント差が明瞭に現れ有意(n=5×7=35) だった。予想してた以上に回収パックは放 射性物質が濃縮されるもので、たった100gでも明瞭にス ペクトル差が出るものだ。

 汚染のもっとすごい地域ではどんなだろうと、ほんとうに実感として心配になって来るな〜w!


   2012-05-24

放射性核種のスペクトルを解析する「ベクモニ」ソフトをお試し!

 放射性核種ス ペクトルを解析する「ベクモニ2011 0.97β」がリリースされたのを知り、さっそく放 射性物質ス ペクトルをお試しで測定してみる事にした。マニュアルを見ながら実際にデータを取って操作するのだが、フ リーソフトなのでマ ニュアルも詳しく説明はしていないし望むも贅沢な要求でしょう。フリーで使えるだけでも有り難い。作者さま には感謝w!8時間もかけて取ったせっかくのデータを何度も上書きし消去してしまう事を懲りずに繰り返す。何んとかかん とか操作が理解し始め、設定や調整をやって見るとなかなか使い易い。片対数の グラフの表示もきれいでバックグランドの設定や表示も出来る。


 これが、苦労し覚え何度も上書き消去したが8時間かけて再び消すミスも なく取ったデータ表示。フ リーソフトだから簡単にしか書いてないマ ニュアル内容以上の事は、試行錯誤しつつ覚えるしかない。これも老化しつつある脳みその運動リハビリか もしれないw!


    2012-05-19

春は木々や草花に肥料をやる季節!セシウム汚染心配無い?

 春のこの季節に草花や木々も肥料が ほしい時期。さっそく園芸センターに行き肥料堆肥の 物色!放 射性物質の汚染チェックに実は線 量計はどのエ ネルギー(KeV)にもカ ウントアップするんで当てにならないが(カ リウム多く含みそのγ線も 検出するんで)、一応は持って行ってチェック!

 線量の少ない製品のを 一応は選び、家で例の自作の放 射性物質検出器にかけス ペクトルを比較した。

 

 意外にも有 機肥料の「ミックス堆肥」 それも宮 城県広 葉樹鶏糞豚糞配合で栃木の メーカーのやつでこんなス ペクトル。ほとんど汚染の程度は肥料と して与える状態として気にならぬレベル。庭土は一平 方メートル当たり深さ5センチなら50Kgや60Kgは有るし、広く蒔く土壌の方がよっぽど汚染してる w!

 次のス ペクトルは店に並んだ中では線量の値は少ないが「ミックス堆肥」 より倍程度線量が高く示した「有機混合顆粒肥料」 いつも毎年使っている顆粒状化学肥料

 やっぱり線量が多く示した分スペクト ルが上がっている。カ リウムK40のス ペクトルピークが明瞭に出るがセ シウムス ペクトルが上がっている割にはピークの丸みが、Cs137の662KeVとCs134の605KeVで 膨れているものの、Cs134の802KeVがほとんどボケボケな状態。もっと膨れが有っても良いんだがな?

 Cs134&137が一応は検出はされているが、定量値としては、 「参考値」メディアン平均=736Bq/Kgで あった。

    カ リウムははっきり明瞭にピーク確認。   メディアン平均=242Bq/Kg であった。


   2012-05-13

我が家のビワの木が実をつけ始め!

 我が家のビワの木が実をつけ始めたが、孫たちに食べさせて良いものや ら!昨年はその前年に伸びすぎたので剪定したので、実もほとんど付かず原発事 故後のタイミングと重なり食の心配もしなかった。

 今年はビワの木自身の放射性核種汚 染を知らないと食させることも心配!上部の伸び過ぎの部分を剪定し、その葉や未熟な実の 放射性セシウムを測ることにした。剪定後に再び新芽が伸びだし葉も茂り除染 の効果としても良い。

 元の重量3.8Kgが乾燥させ2Kgに。更に燃焼灰にし371gにし た。燃焼方法を色々検討したが医薬用 アルコールを元火にし燃焼させるのが最も良かった。

 バックグランド8時間、燃焼灰8時間を複数回実施し、  SamplCount−BG=12883〜13428

     MEDIAN平均=647Bq/Kg   (*注:その後鉛 遮蔽条件で再測定しカリウムK40補正を行い定量分析し直し
                               MEDIAN平均:284Bq/Kg が確定)

          Max=651Bq/Kg (*注:305Bq/Kg) ,  Min=634Bq/Kg (*注:268Bq/Kg)

      セシウム134&137 総量 3.8Kg × 647 = 2459Bq/3.8Kg  (*注:1079Bq/3.8Kg)  だった。

 しばらくは孫たちにビワは食べさせられないのか?こんどは実った実を 測ってみる必要がある。以前に雑草 スペクトルを測った事があるが、今回ビワ葉の計測で カリウムK40のピークが顕著に現れた。果実木なので、それが関係有るのかも知れない!


   2012-05-07

放射性物質の除染へのヒントを実験してみる!

  放射性物質の汚染が広がり汚染した土壌を除去する迄はいいが、その汚染土壌の量が膨大となり保管場所 すら確保出来なくなるという。 放射性セシウム物質は 粘土質のドロ鉱物と結合しやすい。それが事実かを今回実験的に確認して見た。

 まず 公道 下水枡の中に沈殿した砂利ドロを採取し、それを 水道水で流しながら篩分別する。荒い目の篩から細かい目の篩に何段階も繰り返し、ドロの溶けた水は 全て回収し各段階で沈殿させ、その段階で上澄水のみを捨てる。それを繰り返し0.5ミリ以下の完全に 粘土質のドロだけにする。

 その湿った水分の多い粘 土質ドロを加熱し水分を除く。得たサンプルを250g スペクトル解析した結果がこれだ。

 鉛遮蔽チャンバーが無いのでバックグランドと本サンプルの測定を 交互に複数回繰り返した。バックグランドは全て8時間計測だったが、汚泥サンプルは1回の8時間計測後、短時間 でも相当強度の 放射線が確認されたので、その後は全て2時間計測にした。

 本検出器の セシウム134&137の計数効率を、先の実験でシステム確認した値 「MEDIAN=0.01383%」を使用する。

   測定結果  MAX:37467Bq/Kg (* 注:16001Bq/Kg)     MIN:35400Bq/Kg (*注:14914Bq/Kg)

       MEDIAN平均:36902Bq/Kg    n=18  
    (*注:その後鉛遮蔽条件で再測定しカリウムK40補正を行い定量分析し直し MEDIAN平均 :15713Bq/Kg が確定)

  と言う定量結果が得られた。

 やはり、粘 土質ドロに分別する事により、90パーセント以上の セシウムが回収される事が立証されたと思っている。

 それにしても、凄い強さの放射線が発せられてはいる が、ただこれでも空間線量にすれば検出器を近付けてもたった250gサンプルの量なので、コンマ数マイクロ Sv/Hr程度しか示さない。 福島県や他の地域での数十マイクロSv/Hr示す汚染地域の凄さ恐ろしさを改めて実感した 実験結果であった。

追記:

   その後、水流分離し残った細かな砂など残土中の放 射性物質を計測したが、この検出器では鉛遮蔽も無いのでバックグランド中に埋まり有 意な検出結果は出なかった。過去の検出結果から本検出器の検出限界は300から600Bq/Kg 程度と思われるので、600Bqとしても少なくとも98%を越える高いセ シウム回 収率だった事になる。 除染効果がやっぱり有った。ただし水流分離の手間が大変だ。疲れた!(笑)




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